ヤマタノオロチ伝説の息づく斐伊川の支流、大馬木川中流部に約2kmにわたって広がる渓谷です。
浸食された巨岩・奇岩が無数に存在し、大自然の壮大さに圧倒される、神秘的な魅力を秘めた景勝地です。
春は新緑、夏は涼風、秋は紅葉、冬は雪と、季節のうつろいをそれぞれに楽しめる場所です。
一匹のワニが山に住むとても美しい玉日女命(タマヒメノミコト)に恋をしました。 ワニは夜な夜な川をさかのぼって来ました。
ところが、タマヒメノミコトはワニが怖くて大きな岩で川をせき止めたのです。ワニはタマヒメノミコトに会うことが出来ません。
「恋しいよう、会いたいよう」とワニの恋心はつのりタマヒメノミコトをしたいつづけました。 (注:出雲地方ではワニは今のサメのことだといわれています) そしてここが、「ワニの恋い慕い」(訳:ワニのしたいふるうところ)がなまって 「鬼の舌震」と呼ばれるようになりました。
何やら恐ろしげな名前ですが、ワニの片想いの悲恋物語が由来となっているわけです。 悲恋物語の舞台ではありますが、この場所で祈願することでワニのご加護が受けられるかもしれませんね。
うさぎ年の時にとてもブームになったので、遅らばせながら2年越しに主人と参拝しました(笑) 海からほど近いので、お天気がいいし、散策にはもってこいの日でした。
お話にもあるガマの穂もあって、歌を知っている私たちにとっては面白かったです。 ただ、今回参拝して因幡の白ウサギのお話の続きがあることを知りました。 ちょっと悲しいお話なんですね。新しい面白いことが分かったお出かけになりました。 (Nさま2013/10)
JR出雲三成駅から徒歩で58分